愛犬と豊かに暮らすための知識

 

そもそもしつけは何故必要なのか?

犬のしつけ,犬の気持ち,

 

どうして犬にしつけをしなくてはならないのでしょうか?
本能におもむくままに生きた方が、
動物にとっては幸せではないか。
人間にあれこれ指示されて、従いながら生きていくなんて
毎日が窮屈で可哀想・・・
などと思う人もいるかも知れませんね。

 

けれども、
犬は一匹で生きていくのが実は苦手な動物です。
それは、もともと犬は群れで生活してきたからです。
群れで暮らすためのためのルールを守って生きてきたため
「ルールも何もなく好き勝手にしろ」
と言われても、却って困ってしまうのです。

 

人間社会でも同じですが、個人個人が好き勝手な
ことをしていたら、社会は成り立ちません。
犬も同様に、集団で暮らすために群れには順位があり
順位が下の犬は上の犬に服従します。
犬の群れにはリーダーがおり、集団を統率しています。
犬は自分たちのリーダーの指示を守って生きてきました。

 

ペットとなった現在でも、こうした習性は残っています。
ペットの犬にとっては、
飼い主の家族が群れの仲間に当たります。
当然、リーダーは飼い主ということになりますが
きちんとしつけをせず、わがまま放題をさせていると
犬は自分がリーダーだと思い込んでしまいます。

 

すると飼い主にあれこれ指示されても
飼い主を下のポジションだと見なすので
聞き入れる気持ちがありません。
つまり、飼い主の言うことを聞かないので
わがままな犬になってしまうのです。

 

そうした犬は、気の向くまま好き勝手なことが
できるから幸せだと思うかもしれません。
しかしリーダーして生きていくためには
リーダーの務めをきちんと果たさなければなりません。
群れのメンバーから慕われて信頼されるためにも
リーダーシップを発揮しなければならないのです。

 

リーダーは、実は大変な責任を背負っています。
飼い主の家族が誰かに襲われないか、
知らない人が来れば威嚇して追い出さなければなりません。
散歩の時には危険がないように率先して警戒します。
このように、夜も昼も飼い主家族を守らなければ
ならないと、常に気を張っていることになります。

 

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しつけられた方が、実は快適!

にもかかわらず、エサを自分で調達することも
好き勝手に散歩に行くことも飼い犬はできません。
そもそも人間社会で暮らしていくには
不自由な前提が沢山あるのです。

 

こうした生活を送っていると、
犬には余計なストレスがかかります。

 

群れで暮らす習性があり、
リーダーに服従する本能を持っている犬は
むしろしつけられた方が
人間社会では快適に暮らせるのです。
飼い主という頼りがいのあるリーダーに恵まれてこそ
幸せと言えるでしょう。
そのためにも、犬のしつけは欠かせません。

 

飼い主一家が社会のルールに従って生きている以上
犬も社会のルールを守らなければなりません。
社会のルールを教えるのは、リーダーである飼い主です。
そのためには、先ず飼い主の言うことをきちんと聞いて
指示に従える状態にすることが必要です。

 

このように、飼い主に「座れ」「走れ」などと命令されて
指示通りに動かされるのは可哀想だと思うのは
大きな間違いです。
飼い主との間に深い信頼関係があって、頼りがいのある
リーダーがいてこそ犬は幸せなのです。